【エビデンス31】腸内細菌叢由来の短鎖脂肪酸がよい理由

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【1】タイトル
腸内細菌叢由来の短鎖脂肪酸がよい理由

【2】出典
Gut Microbiota-Derived Short-Chain Fatty Acids Promote Post-Stroke Recovery in Aged Mice
参照元(※外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32354259/
2020年5月 アメリカ

【3】目的
人体には約100兆個の細菌が常在しており、その内の90%が消化管に定着している。(これを腸内細菌叢という)
最近の研究では、腸と脳に双方向のコミュニケーション(腸脳軸)があり、脳卒中の結果は腸内細菌叢の影響を受ける可能性があるとの報告が多い。

そこで、老齢の脳卒中マウスを対象に腸内細菌叢の操作で脳卒中の回復が促されるかを調べてみた。

【4】方法
中大脳動脈閉塞による実験的な虚血性脳卒中後の老齢マウス(オス)を対象にした。
発症3日後に、若いドナーバイオームまたは老齢バイオームを使用して、糞便移植強制経口投与を行った。
さらに、短鎖脂肪酸(SCFA)を生成する選択的細菌の直接濃縮効果も確認した。

【5】結果
若いドナーバイオームには効率的にSCFAを生産する4種類の菌が見つかり、濃縮して移植に使用した。
これらの菌を移植した後、老齢の脳卒中マウスで消化管や脳のSCFA濃度が上昇した。
14日後には行動障害が少なくなり、脳と腸の炎症が減少していた。 

【6】結論
老齢マウスの脳卒中後の回復不良が、若いマウスの腸内細菌叢(短鎖脂肪酸)の移植によって改善される可能性があることが示唆された。

【7】センター長の感想
短鎖脂肪酸という言葉を良く聞くので調べてみました。
殺菌、腸管バリア機能を高める効果があり、オリゴ糖や食物繊維、ビフィズス菌を摂取すると増やすことができるようです。

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