【エビデンス37】ウォーキングは時間を意識して

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【1】タイトル
ウォーキングは時間を意識して

【2】出典
Protective Effect of Time Spent Walking on Risk of Stroke in Older Men
※参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24232448/
2013年11月 イギリス

【3】目的
高齢者は脳卒中のリスクが最も高く、身体活動レベルが最も低くなる。
そこで、高齢者の身体活動レベルを表す「歩行」に着目して、脳卒中との関連性を調べてみた。

【4】方法
英国のコホート研究で4,252名の男性を対象に、1998年~2000年の間の身体活動量(歩行に費やした時間)を追跡調査し血液データや各種計測データとの関連性を調査した。

【5】結果
心血管疾患や心不全のない3,435名の内、195名が脳卒中を発症した。
歩行に費やした時間は中央値7(四分位範囲3~12)時間/週であった。
より多くの時間を歩くことは、心拍数の低下、D-ダイマー(凝固線溶系マーカー)、1秒間の強制呼気量の増加に関連していた。
1週間で歩行に費やした時間が3時間未満の人に比べ、8~14時間、15~21時間の人は脳卒中の発症リスクが3割低下し、22時間以上の人は6割低下することがわかった。
これらの結果は歩行速度との関連はなかった。

【6】結論
歩行に費やした時間は、歩行速度と関係なく脳卒中の発症リスク低下と関連していた。
ウォーキングは、高齢者の脳卒中予防における効果的な戦略である可能性が示唆された。

【7】センター長の感想
1週間で考えると、家事を除いて1日3時間以上は何かしらの形で動いたほうがよいということです。
10,000歩という目標を立てることもいいですが、時間で考えたほうが実践しやすいかも。
個人差があると思いますので、あくまでも目安程度に。

話は変わりますが、ウォーキングをされる方はマスク着用下でも水分補給をしっかりとして下さいね。

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