【エビデンス39】麻痺していない方の手も鍛えるべし

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【1】タイトル
麻痺していない方の手も鍛えるべし

【2】出典
Unilateral wrist extension training after stroke improves strength and neural plasticity in both arms
※参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29730752/
2018年5月 カナダ

【3】目的
クロスエデュケーションとは、脳卒中患者の非麻痺側の上下肢を積極的にトレーニングし、トレーニングしていない麻痺側の上下肢にも同様の効果が期待される神経生理学的な現象を取り入れたトレーニング方法である。
過去の研究では、クロスエデュケーションを用いた足関節背屈運動のトレーニング効果を示した報告がある。
そこで今回、慢性期の患者を対象に上肢への効果を検証してみた。

【4】方法
慢性期の脳卒中患者24名を対象にした。
非麻痺側の上肢で手関節背屈運動を最大出力で5週間トレーニングし、麻痺側で同様の効果が得られるかを検証した。

【5】結果
5週間後、20名がトレーニングを完遂した。
非麻痺側の手関節背屈筋は42%、麻痺側の手関節背屈筋は35%増加した。
その後、5週間が経過しても効果は持続していた。
Fugl-Meyer評価では、4名が臨床的に意義のあるレベルで機能改善を認めた。
筋力の活性化は、トレーニング後の皮膚反射振幅と相関していた。

【6】結論
神経学的に影響の少ない非麻痺側の高強度トレーニングは、両側の機能改善に効果があり脊髄路や皮質路に可逆的変化をもたらす可能性がある。

【7】センター長の感想
非麻痺側の上下肢トレーニングは臨床現場で散見されますが「高強度」であることがミソなんだと思います。
ただし臨床的に意義のある変化をもたらすレベルではないので、それを狙った別の方法や手法を用いた訓練は必要です。
それを考え、評価や検証をするのが我々の仕事なのだと思います。

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