【エビデンス44】脳卒中後の片手症候群について

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【1】タイトル
脳卒中後の片手症候群について

【2】出典
Post-stroke shoulder-hand syndrome treated with acupuncture and rehabilitation: a randomized controlled trial
参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24494280/
2013年11月 中国

【3】目的
脳卒中後の片手症候群(SHS:Shoulder-Hand Syndrome)に対する鍼治療とリハビリテーションの臨床的有効性と毛細血管顕微鏡を用いて爪折り微小循環への影響を評価した。

【4】方法
脳卒中患者120名を対象にした。
対象群(鍼治療+リハビリテーション)と比較群(リハビリテーション単独)の2群間にわけた。
それぞれの治療を1日1回行い、7日間で1回のセッションとして4セッション(合計4週間)行った。
鍼治療の経穴は太原・足三里・玄宗・外関・手三里・曲池・肩髃に設定した。
Fugl-Meyerスコア、上肢痛スコア、神経機能障害のスコア、および患者の爪折り微小循環の項目を、治療の前後で評価した。
  
【5】結果
両グループともに治療後は全ての項目で有意差のある改善を認めた。
特に対象群(鍼治療+リハビリテーション)の結果が優れていた。
顕著な有効率では、対象群が50.0%、比較群が16.7%であった。

【6】結論
脳卒中後のSHSに対する治療では、通常のリハビリプログラムにも効果が期待できるが、鍼治療を併用したほうがより優れた効果が期待できる。 
 
【7】センター長の感想
脳卒中後、自宅に帰ってから肩が痛くなってきたという声をたくさん聞きます。
片手症候群という後遺症に対する理解と、従来型のリハビリではなく新しい手法(併用療法)を取り入れて今まで試したことのないリハビリを提供できればと思う今日この頃です。

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