【エビデンス45】心房細動の予防に必要な身体活動量

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【1】タイトル
心房細動の予防に必要な身体活動量

【2】出典
Objectively Measured Physical Activity and the Risk of Atrial Fibrillation (From the REGARDS Study)
参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32650902/
2020年7月 アメリカ

【3】目的
客観的に測定された身体活動量と心房細動の関連は明らかになっていない。
そこで、Reasons for Geographic and Racial Differences in Stroke(REGARDS)研究の参加者を対象に中等度および激しい身体活動(MVPA:moderate and vigorous physical activity)と心房細動との関連性を詳しく調べてみた。

【4】方法
REGARDS研究の参加者5,147名を対象に、4~7日間連続して加速度センサーを装着した。
MVPAは1,065カウント/分と定義して、1日あたりの身体活動量(MVPA時間)を計算した。
心房細動はフォローアップ中に行った心電図の結果から特定し、ロジスティック回帰分析を使用してMVPAとの関連を明らかにした。

【5】結果
5年間のフォローアップ期間中、429名(8.3%)に心房細動を確認した。
MVPA時間が長い人ほど心房細動を発症するリスクが低いことが明らかになった。
心房細動のリスクファクターを調整した多変量モデルでは、心房細動のリスクは毎日のMVPAレベルが高くなると減少した。
 
【6】結論
客観的に測定された毎日の身体活動量は、MVPAレベルが高いほど心房細動の発症を防ぎ、また心房細動のリスクを低下する可能性が高いことが示唆された。
 
【7】センター長の感想
心房細動は脳卒中発症の独立した因子の一つで、心房細動のない人よりも2~7倍リスクが高いと言われています。
簡潔に伝えるとするならば、運動不足が原因という研究報告です。
では、中等度~高強度の運動はどのように定義されるのか?
という話になりますが、WHOや厚労省の定義によると3~6メッツ、6~9メッツの運動になります。

(厚生労働省:健康づくりのための運動指針 2006 より抜粋)

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