【エビデンス46】ラクナ梗塞の予防に必要な歩数

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【1】タイトル
ラクナ梗塞の予防に必要な歩数

【2】出典
Relationship Between Step Counts and Cerebral Small Vessel Disease in Japanese Men
参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33148144/
2020年11月 日本

【3】目的
脳小血管疾患(CSVD:cerebral small vessel disease)は加齢とともに発症するリスクが高くなり発症しても臨床的な症状を伴わないことが多い。
CSVDの予防には日常生活の活動量を増加させたほうがよいとの研究報告が多い。
そこで、健康な日本人男性を対象に1日の歩数とCSVDの関連を調査した。

【4】方法
脳卒中の経験がなく、観察研究に参加した680人の男性データを分析した。
身体活動量(歩数)は2006年~2008年の期間中、歩数計で1週間をカウントした。
CSVDはフォローアップの期間中(2012年~2015年)、白質・脳室病変、ラクナ梗塞、微小出血に基づいて評価した。
ロジスティック回帰分析を使用して、歩数の四分位数に従ってオッズ比を計算した。
また分位点回帰を使用して、歩数とCSVDの関連を調査した。
 
【5】結果
1日あたりの歩数はCSVDのオッズ比の低下と有意に関連していた。
四分位数で、Q1(≺6,060歩/日)と比較するとQ3(8,175~10,614歩/日)が最も低かった。
歩数と白質病変のボリュームには逆線形の関連が観察された。
これらの関連性は年齢、喫煙、飲酒の状態とは無関係で、血管の危険因子を調整しても独立した危険因子であった。
 
【6】結論
健康的な日本人男性の歩数とCSVDはJ字型の関係があり、1日あたり8,000~10,000歩が最もリスクが低いことが明らかになった。
また、歩数が多いほど白質病変のボリュームは小さくなり、年齢・喫煙・飲酒とは関連しない独立した危険因子であった。
 
【7】センター長の感想
厚生労働省の10,000歩計画を思い出しました。
高齢者の場合、運動器疾患もあったりするので10,000歩を歩くのは難しいと思うんですよね…。
だいたい30分のウォーキングで3,000歩くらいなので、日常生活の2,000歩を差し引いたとしても60分以上は歩かないといけないし…。

これを他の運動で代用するといった方法もあるので、興味のある人は当ステーションにお気軽にお問い合わせください。

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