【エビデンス59】高齢で脳卒中を発症した場合にリハビリって効果あるの?

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【1】タイトル
高齢で脳卒中を発症した場合にリハビリって効果あるの?

【2】出典
Old benefit as much as young patients with stroke from high-intensity neurorehabilitation: cohort analysis.
※参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26069298/
2015年6月 ドイツ

【3】目的
高齢で脳卒中を発症した場合、高強度なリハビリは機能回復に悪影響を及ぼすかもしれないという仮定に基づいて、急性期治療後に回復期リハビリテーション病院への転院が敬遠される傾向にある。
そこで、本当に悪影響を及ぼすのかを確かめてみた。
 
【4】方法
発症から4週間未満の入院患者で、自立度評価(BI:Barthel Index)を用いて機能回復を確認した。
65歳未満422名(比較群)、65-80歳1,399名(比較群)、80歳以上473名(対象群)の3グループに設定した。
 
【5】結果
自立度評価の結果は、3グループで大差がなかった。(BI~15ポイント)
機能回復の度合いは年齢と関連がなく、むしろリハビリの総時間と関連があった。
 
【6】結論
回復期リハビリテーション病院への転院は、年齢を基準に考えるべきではない。
年齢とは関係なく、機能回復には適切なリハビリテーションに時間を費やしたほうがよい。

【7】センター長の感想
当たり前の事ですが、現実問題として年齢が基準になっている傾向は否めません。
また、急性期~亜急性期にかけてのリハビリの質も問われているような気がします。
もし医療従事者(リハビリ関係者)で、このブログを読んでくれている人がいたら、自分の胸に手を当てて良く考えて欲しいと思います。(上から目線ではないですよ)

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