【エビデンス62】血圧が高い人は脳卒中になりやすい?

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【1】タイトル
血圧が高い人は脳卒中になりやすい?

【2】出典
Isolated Systolic Hypertension and 29-year Cardiovascular Mortality Risk in Japanese Adults Aged 30–49 Years
※参照元(外部リンク)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32649629/
2020年7月 イギリス

【3】目的
収縮期血圧(SBP)が140mmHg以上で、拡張期血圧(DBP)が90mmHg未満、つまり脈圧の高い人は孤立性収縮期高血圧(ISH)と定義されている。
ISHが心血管疾患の予後にどのような影響を与えるかは明らかになっていない。
そこで30~49歳の成人を対象に、ISHと心血管リスクの関連を調べてみた。 

【4】方法
日本の一般人を対象としたコホート研究(NIPPON DATA1980-2009)で、脳卒中の経験や降圧薬を使用していない参加者4,779名を対象にした。
正常血圧(BP<120/<80mmHg)、高正常血圧(BP120-129/<80mmHg)、高血圧(BP130-139/80-89mmHg)、ISH(BP>140/<90mmHg)、孤立性拡張期高血圧(BP<140/>90mmHg)、収縮期-拡張性高血圧(BP>140/>90mmHg)で分類分けした。

【5】結果
ISHは389名(8.1%)で確認された。
29年間の追跡調査中に115名が血管疾患で死亡し、この内の49名が脳卒中、29名が心疾患だった。
正常血圧と比較すると、ISHは心血管疾患による死亡リスクが4.1倍であることがわかった。
孤立性拡張期高血圧や収縮期-拡張性高血圧も同程度のリスクであることがわかった。
この関連は、男性女性、各年齢で一貫していた。

【6】結論
日本における30~49歳の孤立性収縮期高血圧は、脳卒中や心疾患での死亡リスクと独立して関連している。

【7】センター長の感想
上の血圧が高くて下の血圧が低い人は、末梢血管ではなくて比較的に太い血管(心臓に近い大動脈)が硬くなっていることが予想されます。
動脈硬化がサイレントキラー(死神)と呼ばれる由来には研究データの裏付けがありますので、まずは食事から見直すことを強くお勧めします。

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