【エビデンス64】ボツリヌス注射と運動パフォーマンス

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【1】タイトル
ボツリヌス注射と運動パフォーマンス

【2】出典
The Effects of Botulinum Toxin Injections on Spasticity and Motor Performance in Chronic Stroke with Spastic Hemiplegia
※参照元(外部リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32751970/
2020年7月 アメリカ

【3】目的
脳卒中後の痙性は、筋力と運動パフォーマンスを低下させる。
ボツリヌス神経毒(BoNT)注射は、局所的な痙性に対する第一選択の治療方法として考えられている。
そこで痙性片麻痺後、上腕三頭筋の力制御に対するBoNT注射の効果を定量的に調査してみた。
 
【4】方法
脳卒中後の生存者で、痙性片麻痺10名を対象にした。(平均年齢51.7±11.5歳)
痙性評価(MAS)、反射トルク、肘関節屈筋力、運動パフォーマンス、をBoNT注射前、3-4週間後で比較した。
 
【5】結果
予想通り、BoNT注射によりMASスコア、反射トルク、肘屈筋力は低下した。
運動パフォーマンスは注射の前後で同レベルにとどまった。
BoNT注射後に反対側の筋力や運動能力に変化はみられなかった。

【6】結論
ボツリヌス神経毒(BoTN)注射は、脳卒中後の痙性を軽減し筋力を低下せる一方で
運動パフォーマンスは何も変わらないことがわかった。

【7】センター長の感想
ボツリヌス神経毒(BoTN)は筋緊張が増加した筋肉を弛緩させるもの。
それ以上の効果は期待できるものではないということが示された研究ですね!

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