【エビデンス72】退院後の装具は必要か?

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【1】タイトル
退院後の装具は必要か?

【2】出典
The regularity of orthosis use and the reasons for disuse in stroke patients
※参照元(外部リンク)
2018年6月 トルコ

【3】目的
装具をはじめとする歩行補助具は脳卒中のリハビリテーションで頻繁に使用される。
しかし退院後の生活では使用をやめてしまうケースも多い。
そこで、なぜ使用をやめてしまうのかを明らかにしてみた。
 
【4】方法
脳卒中で装具を処方され退院した亜急性期患者64名(男性43名、女性21名)を対象にした。
装具の内訳は、短下肢装具が54名(84.4%)、長下肢装具が10名(15.6%)であった。
退院後の使用頻度、不使用の理由、歩行能力を記録した。
 
【5】結果
装具の使用頻度は38名(59.4%)が毎日、7名(10.9%)が週1~7回、19名(29.7%)がまったく使わないであった。
不使用の理由は7名(27%)が必要ない、6名(23%)が使用困難、5名(19.2%)が窮屈、そもそも装具が生活を楽にしないという理由だった。
年齢、性別、居住地、発症のタイミング、装具使用の推奨期間、下肢の関節可動域、痙性、歩行能力と使用頻度に関連性はなかった。
装具の使用頻度に関する唯一の重要な臨床的要因は、麻痺の回復ステージ(Brunnstrom-recovery-stage)だった。
 
【6】結論
装具を処方された患者の29%が装具の使用をやめていた。
その理の根底に装具は生活を楽にしないという考えがあった。
歩行能力と使用頻度の低下に関連性はなかった。
 
【7】センター長の感想
退院後も装具を使用した方がよいという考えも、使用しない方が機能回復に良いという考えもどちらも正解ですし自由です。
事実として、約3割の方が退院後に装具の必要性を感じていないということです。

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