【エビデンス76】脳卒中後に運動したいけどできない理由

当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
更新情報を希望される方は公式Facebookページに「いいね!」を押してください。


【1】タイトル
脳卒中後に運動したいけどできない理由

【2】出典
Perceived barriers to exercise reported by individuals with stroke, who are able to walk in the community
※参照元(外部リンク
2019年6月 ブラジル

【3】目的
脳卒中経験者は統計的に身体活動レベルが低い傾向にあり、原因については慢性期患者を対象とした研究が多い。
そこで亜急性期で自立した歩行が可能な患者を対象に、運動の障壁となる原因を調べてみた。
 
【4】方法
平均年齢が63歳で脳卒中の発症から平均4ヵ月の95名を対象にした。
運動に対する障壁は、運動効果と障壁スケールの運動障壁サブスケールで評価した。
年齢、歩行速度、身体活動レベル、社会経済的状態、抑うつ症状のどれが運動障壁サブスケールスコアを有意に予測できるかを明らかにした。

【5】結果
運動に対する障壁は「疲労」「場所がない」「遠い」であった。
評価項目以外では「介助者がいない」「どうやって運動したらいいかわからない」運動障壁サブスケールスコアは「抑うつ症状」「社会経済状態」に関連していた。

【6】結論
脳卒中後の亜急性期(発症~4ヵ月)で、歩けるのに身体活動量が低くなる原因は、疲労感と場所がないこと、そこまでの距離が遠いことがわかった。
運動障壁サブスケールスコアを予測するには、抑うつ症状、社会経済的状態が関連していた。

【7】センター長の感想
麻痺があるだけで疲れやすいので、疲労感や倦怠感を軽減する別の取り組みも必要ですね。
それと患者はリハビリ中に問題点(正常動作からの逸脱点)の指摘を受けることが多いので運動に対する不安「どうやって運動したらいいかわからない」があるのではないかと思います。

関連記事

  1. 【エビデンス58】死神に追い付かれる歩行速度は?

  2. 【エビデンス19】 簡単なトレーニングで高血圧を改善できる

  3. 【エビデンス71】フライドポテトは敵なのか?

  4. 新年のご挨拶

  5. 【エビデンス108】ビデオゲームを取り入れてみよう

  6. 5大栄養素の食材

    【エビデンス25】日本人における一過性脳虚血発作(TIA)後…

PAGE TOP
Instagram