【エビデンス80】栄養サポートの重要性について

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【1】タイトル
栄養サポートの重要性について

【2】出典
Frequent and personalized nutritional support leads to improved nutritional status, activities of daily living, and dysphagia after stroke
※参照元(外部リンク
2020年11月 日本

【3】目的
適切な栄養評価とサポートが脳卒中の回復に及ぼす影響はエビデンス情報が少ない。
そこで、脳卒中後にリハビリテーションを受けている患者への食事療法の頻度と転帰の関係を調べてみた。

【4】方法
回復期のリハビリテーション病棟に入院中の脳卒中患者を対象に、栄養評価に伴う食事処方の頻度と内容を調べた。 
骨格筋量の変化から栄養状態を評価し、機能的自立度評価(FIM)を使用した身体機能、食物摂取レベルスケール(Food Intake LEVEL Scale)7未満の嚥下障害、入院日数、との関連を解析した。

【5】結果
合計454人の参加者(平均年齢71.8歳、男性53.1%、女性46.9%)が対象になった。
入院期間中(中央値96日)に1人あたり5回の食事処方がされた。
食事処方の内容で最も多かったのは嚥下障害の食事調整、カロリーとタンパク質の調整だった。
骨格筋量、退院時の機能的自立度スコア、入院日数、退院時の嚥下障害の有無と独立に関連していた。

【6】結論
食事に関する処方(栄養サポートなど)の頻度は、脳卒中患者の栄養状態や身体状況、身体活動量、嚥下障害の改善と独立して関連していた。

【7】センター長の感想
医療従事者間でのコミュニケーションを充実させて、患者をサポートしていく体制強化が重要ですね。
食事の価値(管理栄養士の価値)はもっと評価されてもいいと個人的に思いますし、ステーションを運営していても、まず初めに栄養状態を評価することが先決だと思います。

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