【タイトル85】視覚フィードバック療法とは?

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【1】タイトル
視覚フィードバック療法とは?

【2】出典
Visual feedback therapy for restoration of upper limb function of stroke patients
※参照元(外部リンク)
2020年4月 中国

【3】目的
ミラーニューロン理論(自分が行為を実行するときにも、他者が同様の行為をするのを観察するときも活動するニューロン)に基づく視覚フィードバック(VFT)療法の効果を磁気共鳴機能画像(fMRI)で調べてみた。

【4】方法
対象群16人と比較群15人に振り分けを行った。
両グループに通常のリハビリを行い、対象群にはVFTとして「上肢を使用した日常生活動作を3つの方向から撮影したビデオを見せ、同じ動作を実行させる」を行った。
これを8週間継続し、ADL評価(BI)運動機能(Fugl-Meyer-assessment)体性感覚誘発電位(SEP)脳画像(fMRI)を比較した。
 
【5】結果
8週間後に両グループで全ての項目が改善していた。
対象群(VFT)は比較群に対して、BI・FMA・SEPのN9、N20の遅延時間と振幅が有意に改善していた。
訓練から2ヵ月後のfMRIは、対象群で中心前回、頭頂葉、補足運動野の活性化が有意に高かった。

【6】結論
ミラーニューロン理論に基づくVFTは、脳卒中患者の上肢運動機能と日常生活パフォーマンスを改善するための有効なアプローチである。
治療メカニズムは、ミラーニューロンシステムと運動皮質を活性化することにより運動の再学習を促進することにある。
VFTを用いた場合、運動領域と感覚領域の両方で感覚運動の可塑性と行動の変化を促進する。

【7】センター長の感想
難しい研究のようですが、誰かの運動を見てマネをしながら訓練した方が良いということです。
今の動作の何が問題だったのか?を考える際に、動画があった方が分かりやすいですよね!

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