【エビデンス90】ビタミンB1は足りているか?

当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
更新情報を希望される方は公式Facebookページに「いいね!」を押してください。


【1】タイトル
ビタミンB1は足りているか?

【2】出典
Prevalence of Low Plasma Vitamin B1 in the Stroke Population Admitted to Acute Inpatient Rehabilitation
※参照元(外部リンク)
2020年4月 アメリカ

【3】目的
ビタミンB1(チアミン)は糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをする。
また糖質を栄養源とする脳神経系の正常な働きにも関係している。
そこで、脳卒中の入院患者を対象にビタミンB1欠乏症の有病率を調べてみた。
 
【4】方法
2018年にリハビリテーション病院に入院した急性期の脳卒中患者119名を対象にした。
研究デザインは後ろ向きコホート研究である。

【5】結果
2~3mol/Lの低ビタミンB1患者は17名(14%)
4~9mol/Lの標準範囲(低値)ビタミンB1患者は58名(49%)
10~15mol/Lの標準範囲(高値)ビタミンB1患者は25名(21%)
16~43mol/Lの高ビタミンB1患者は19名(16%)
 
【6】結論
リハビリテーション病院に入院した急性期の脳卒中患者で、チアミン欠乏症と考えられる患者が相当数いることがわかった。
これはビタミンB1の摂取が不十分であることを示唆している。
神経機能におけるチアミンの重要性を考慮すると、適切化についての更なる研究が求められる。

【7】センター長の感想
ビタミンB1が欠乏すると糖質が上手くエネルギーに変換されないので、食欲不振、易疲労性、全身浮腫、動悸、息切れなど心不全に似た症状を伴います。
脚気という病気もビタミンB1の欠乏によって引き起こされます。
ライフスタイルを見直す際に、毎日食べる食事を見直すって大事ですよね。

関連記事

  1. 【エビデンス63】アームスリングの必要性

  2. 【エビデンス53】戦略に基づいた訓練を

  3. 【エビデンス70】脳卒中患者における鍼治療の機能的持続性につ…

  4. 【エビデンス42】ロボット支援での歩行訓練について

  5. 【エビデンス16】 鍼灸院に通ったほうがいい回数は?

  6. 【エビデンス66】脳卒中にならないための生活習慣

PAGE TOP
Instagram