【エビデンス92】歩行訓練に杖は必要か?

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【1】タイトル
歩行訓練に杖は必要か?

【2】出典
Canes may not improve spatiotemporal parameters of walking after stroke- a systematic review of cross-sectional within-group experimental studies
※参照元(外部リンク)
2020年8月 ブラジル

【3】目的
脳卒中後の歩行訓練で、杖を使用した場合に時空間パラメータ(歩行速度・歩幅・リズム・対称性)が改善されるかを詳しく調べてみた。
 
【4】方法
関連する研究を8つのデータベースから厳選し、12の研究結果で再解析を行った。

【5】結果
1点杖を使用する場合、杖を使用しない場合と比べて歩行速度が0.01m/s遅かった。
ケイデンスの減少と歩幅(ストライド長)の増加を認めた。
4点杖を使用する場合、歩行速度は0.06m/s遅かった。
杖の種類で比較した場合、1点杖の方が早く歩けるが、優位性を決定する要因はなかった。
 
【6】結論
杖を使用した歩行訓練で、時空間パラメータは改善しないことがわかった。
運動学習の効果を期待するのであれば、杖の使用が悪影響になる可能性もある。

【7】センター長の感想
入院期間中で、例えば急性期~回復期では杖を使用した歩行訓練が必要になります。
そうすることで活動範囲が増えるので。
しかし、杖歩行の安定性や安全性が確保できたのであれば、リハビリ訓練中は独歩での訓練を積極的に行ったほうがよいという話だと理解しています。

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