当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
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【1】タイトル
定時退社のすすめ
【2】出典
Association Between Reported Long Working Hours and History of Stroke in the CONSTANCES Cohort
※参照元(外部リンク)
2019年6月 フランス
【3】目的
長時間労働は脳卒中の潜在的な危険因子として考えられている。
そこで、長時間労働と脳卒中の関連性を大規模な範囲で調査してみた。
【4】方法
フランスの18~69歳の住民を対象にした、CONSTANCES(Cohorte des Consultants des Centers d’ExamensdeSanté)から142,512名を対象にした。
自己記入式質問票から、年齢、性別、喫煙、労働時間をアンケート調査した。
他の心血管リスク因子と病歴はインタビューを行った。
【5】結果
脳卒中は1,224名(0.9%)が経験し、29.6%が長時間労働だった。
長時間労働が10年以上続いている割合は10.1%だった。
脳卒中と長時間労働は明らかに関連しており、10年以上続く場合はより強い関連を示した。
この関連に男女差はなく、50歳未満のホワイトカラーに多かった。
【6】結論
長時間労働と脳卒中は明らかに関連していた。
しかも10年以上続いている場合には、より強い関連を示した。
【7】センター長の感想
働き過ぎるには良くないということです。
日本では過労死の60%は脳卒中が原因と言われているそうです。
お金を稼ぐために仕事をするのですが、あなたの人生を豊かに、幸せにするために働いているということを忘れないでください。