【エビデンス103】鍼灸の得気(Deqi)って何だろう?

当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
更新情報を希望される方は公式Facebookページに「いいね!」を押してください。


【1】タイトル
鍼灸の得気(Deqi)って何だろう?

【2】出典
Acupuncture for ischemic stroke: cerebellar activation may be a central mechanism following Deqi.
※参照元(外部リンク)
2015年12月 中国

【3】目的
鍼治療中に感じる独特な感覚を「得気=Deqi」と呼ぶ。
得気は鍼治療の効果に影響を与える因子として考えられているが、脳の活動部位にどのような影響を与えるかは明らかにはなっていないので、調べてみた。
 
【4】方法
脳卒中後の右片麻痺患者12名を対象にした。
鍼治療の場所はWaiguan(SJ15)に設定し、鍼治療を行っている際にfMRIで脳の活性化領域を確認した。
患者の感覚に基づいて、得気あり(ズーンとくるような感覚)と得気なしの2グループで比較した。
 
【5】結果
得気ありグループが5人、得気なしグループが5名だった。
得気なしグループに比べて、得気ありグループでは右小脳前葉と右辺縁葉に著しい活動域を認めた。

【6】結論
鍼治療中の得気は、脳機能変化に基づいていることをがわかった。
小脳の活性化は、虚血性脳卒中の治療における鍼治療の中心的なメカニズムの1つである可能性がある。
 
【7】センター長の感想
腰痛持ちなので、たまに腰に鍼を打ってもらいます。
ズドーンという感覚がある時は、確かに即時効果を強く感じるような気がします。
小脳が関係しているみたいなのでよしよし。

関連記事

  1. 【エビデンス13】ハンドエルゴメータが歩行を変える

  2. 【エビデンス11】プライミング(準備運動)で上肢機能の回復が…

  3. 【エビデンス132】座りっぱなしだと血糖値が上がる

  4. 【エビデンス79】バランス能力を取り戻すのは難しい

  5. 【エビデンス19】 簡単なトレーニングで高血圧を改善できる

  6. 【エビデンス101】〇〇しながら歩くことの効果

PAGE TOP
Instagram