【エビデンス106】不眠症と脳卒中のリスクについて

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【1】タイトル
不眠症と脳卒中のリスクについて

【2】出典
Insomnia symptoms and risk of cardiovascular diseases among 0.5 million adults
※参照元(外部リンク)
2019年11月 中国

【3】目的
不眠症とは「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」などの症状が1ヶ月以上続き
様々な不調の原因となるメンタルの病気とされている。
そこで、不眠症の症状と心血管疾患の関連を詳しく調べてみた。
 
【4】方法
China Kadoorie Biobank(中国全土10地域から参加者を募集した前向きコホート研究)からベースラインで脳卒中、冠動脈疾患、癌のない30~79歳の成人487,200人を対象にした。
不眠症の症状は「入眠障害(DIMS)」「早朝覚醒(EMA)」「週3日以上、日中の機能障害(DDF)」に設定した。
10年間のフォローで心血管疾患との関連性を調査した。
 
【5】結果
6年の間で130,032名に心血管疾患が起こった。
設定した3つの症状(MIM:11.3%、EMA:10.4%、DDF:2.2%)が心血管疾患のリスク増加と関連していた。
脳卒中全体ではリスク1.05倍、脳梗塞では1.06倍であった。
脳出血との関連性はみられなかった。
これらの関連は若年成人や高血圧でない成人で一貫して強くみられた。
 
【6】結論
不眠症で何らかの症状を抱える場合、脳卒中をはじめとする心血管疾患のリスク因子になる。
特に若年層や高血圧症がない人に関連性が高い。
 
【7】センター長の感想
個人的な経験として10~20歳台の前半までは1日中寝ることができましたが、30~40歳台にかけて睡眠時間が短くなってきていると感じます。
精神的なストレスなども関係していると思いますが、たまに携帯電話を持たずにリフレッシュすることを心がけたいと思います。

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