【エビデンス111】脳卒中後に1日6,000歩以上歩ける人の特徴

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【1】タイトル
脳卒中後に1日6,000歩以上歩ける人の特徴

【2】出典
Predictors of Daily Steps at 1-Year Poststroke: A Secondary Analysis of a Randomized Controlled Trial
※参照元(外部リンク
2021年3月 アメリカ

【3】目的
ウォーキングは脳卒中後の持久力と社会参加を向上させる可能性がある。
また、他の研究では1日あたりの歩数が6,000歩を超えると脳卒中の再発リスクを低下させるといわれており、毎日の歩数が少ない傾向にある人を早期に特定することで、健康増進に繋げることが可能である。
そこで、脳卒中発症後2ヵ月の段階で、どの因子が1年後の歩数を予測できるのかを判断し、6,000歩に到達するには、どの程度の歩数が必要なのかを調べてみた。
 
【4】方法
脳卒中後2ヵ月で歩行速度0.80m/s未満の参加者を登録した研究データ(LocomotorExperience Applied PostStroke)を使用した。
2ヶ月後と1年後の1日あたりの歩数と、他の因子との関連を解析した。

【5】結果
206人(平均年齢63歳、43%が女性)が対象となった。
最終的に6,000歩未満は149名、6,000歩以上は57名であった。
1年後の歩数を予測する因子には、発症から2ヵ月の時点で1日あたりの歩数とBerg Balance Scaleスコアが含まれていた。
2ヵ月で1日あたり1,632歩以上を取得した参加者は、脳卒中後1年で1日あたり6,000歩以上に達する可能性が1.86倍高かった。

【6】結論
脳卒中発症から2ヵ月の時点で、毎日の歩数とバランス機能は、将来(1年後)の歩数を予測する強力な因子であった。
6,000歩以上歩けるようになるには、2ヵ月の時点で1,632歩以上を獲得する必要がある。
また、身体活動量を増加させるには発症から早期の段階でバランス機能に着目する必要性が示唆された。
 
【7】センター長の感想
回復期のリハビリでは、毎日の歩数をカウントするといいかもしれませんね。
歩数が伸びてきた時にBerg Balance Scaleスコアも上昇しているはずです。
こういった検証は大事だと思います。

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