【エビデンス114】立ち上がり訓練の設定

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【1】タイトル
立ち上がり訓練の設定

【2】出典
Effects of modified sit-to-stand training on balance control in hemiplegic stroke patients: A randomized controlled trial.
※参照元(外部リンク)
2015年8月 中国

【3】目的
脳卒中後の立ち上がり訓練について、バランス機能に関する有効性を調べてみた。
 
【4】方法
脳卒中後の片麻痺患者50名を対象にした。
対象群(麻痺側の足を後方に配置する)比較群(両方の足の位置を揃える)にランダムで振り分けを行い、1回30分の訓練を週5回、4週間継続した。
バランス機能に関する指標は、座位から立位への移動時間と体重負荷の左右対称性、静止立位時の重心動揺長、動的立位の重心動揺面積、およびBerg Balance Scale (BBS)を用いて訓練前後で比較した。

【5】結果
両グループともに立位バランスに明らかな改善がみられた。
立ち上がりに要する時間は対象群が大幅に短縮され、体重負荷の左右対称性に関しても対象群の改善が大きかった。
重心動揺長は対象群が有意に小さく、重心動揺面積は対象群が有意に大きかった。

【6】結論
脳卒中後の立ち上がり訓練において、麻痺側の足を後方に位置したほうが、バランス機能の改善に有意である。
 
【7】センター長の感想
麻痺側の下肢を手前に引いたほうが訓練時により効果があるということですね。
足関節の背屈可動域制限がある場合は踵が浮いてしまうので注意が必要です。
内反尖足や足関節底屈有意、クロ―トゥ―、ハンマートゥーなど様々な方がいらっしゃるのでしっかりと評価して、条件を設定するといいですね。

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