【エビデンス123】シンプルイズベスト

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【1】タイトル
シンプルイズベスト

【2】出典
High-intensity unilateral dorsiflexor resistance training results in bilateral neuromuscular plasticity after stroke.
※参照元(外部リンク
2012年11月 カナダ

【3】目的
脳卒中後の片麻痺で、麻痺側の足首を自由に動かすことができず歩行が困難になるケースが多い。
そこで、Cross Education(どちらか一方の手足をトレーニングすることで、トレーニングしていない反対側にも効果がみられる)を用いて麻痺側の筋力が
向上できるかを調べてみた。
 
【4】方法
脳卒中発症後7年の慢性期患者19名を対象にした。
麻痺のない足の最大等尺性背屈トレーニングを6週間行い、背屈トルク、筋活動量、歩行能力を分析した。
 
【5】結果
背屈トルク(つま先を上げる力)は麻痺側で31%、麻痺のない訓練した側で34%増加した。
筋活動量では麻痺側が20%、麻痺のない訓練した側で59%増加した。
訓練前に全く動かすことができなかった4名は、自分で動かすことができるようになった。
 
【6】結論
脳卒中後の片麻痺でCross Educationを用いたリハビリテーションは、麻痺した足の筋力を向上させる可能性が示唆された。
 
【7】センター長の感想
個人的にこういった研究には好感が持てます。
麻痺した側の足を自由に動かすことが困難なのであれば、対側の足で十分にトレーニングする。
とてもシンプルで説得力のある訓練方法だと思います。

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