【エビデンス124】脳卒中後は6分間で〇〇m歩けないと…

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【1】タイトル
脳卒中後は6分間で〇〇m歩けないと…

【2】出典
The six-minute walk test as a fall risk screening tool in community programs for persons with stroke- a cross-sectional analysis
参照元(※外部リンク
2019年10月 アメリカ

【3】目的
脳卒中経験者は再発リスクが高いと言われている。
心臓リハビリテーションのような安全かつ有効な有酸素運動は再発リスクを低下させる可能性があり、最大酸素摂取量(運動耐容能を反映する指標)と相関のある6分間歩行テストがアウトカムとして使用されることが多い。
しかし転倒リスクを考慮する必要があるため、転倒との関連性を詳しく調べてみた。
 
【4】方法
平均年齢66歳の慢性期脳卒中患者(発症から5年程度)66名を対象にした。
バランス能力を評価するABCスケール( Activities-specific Balance Confidence scale)と6分間歩行テストの関連を解析した。
 
【5】結果
6分間歩行テストで歩ける距離が短いほど転倒リスクが高かった。
転倒リスク増加のカットオフ値は、6分間歩行テストで331.65mだった。
この値でスクリーニングを実施した場合、転倒リスク評価の確度が59.1%から74.3%に増加した。
 
【6】結論
慢性期脳卒中患者(発症から5年程度)の転倒リスクと6分間歩行テストに相関を認めた。
331.65m以下の場合、転倒に注意が必要である。
 
【7】センター長の感想
入院中の患者様で、安静度の評価(例えば病棟内歩行自由、院内歩行自由)に使用できると思います。
それを判断するためのカットオフ値として、様々な疾患に対応できるよう準備しておく必要がありますね。

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