【エビデンス134】上肢機能訓練は両手運動の方が効果的

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【1】タイトル
上肢機能訓練は両手運動の方が効果的

【2】出典
The effects of bilateral movement training on upper limb function in chronic stroke patients.
※参照元(外部リンク
2016年9月 韓国

【3】目的
脳卒中後の上肢機能訓練について2つのプロトコルを用意し、機能的および運動学的変化を比較してみた。

【4】方法
慢性期の脳卒中片麻痺患者25名を対象にした。
両手訓練グループと、片手(麻痺側)訓練グループにランダムで振り分けを行った。
3つのタスク(雑巾がけ、リング掛け、水飲み)を設定し、6週間訓練を行った。
機能的、運動学的変化の比較は、ボックス&ブロックテストと3次元運動分析システムを用いて評価した。

【5】結果
両グループ間でボックス&ブロックテストの結果に有意差はみられなかった。
3次元運動分析の結果は、両手訓練グループのほうが有意に改善していた。
特に肩関節の運動に差があり、肘関節の運動には有意差がなかった。
 
【6】結論
慢性期脳卒中患者の上肢機能訓練は片手(麻痺側)ではなく両手で実施したほうが効果的である。
 
【7】センター長の感想
課題指向型の反復訓練も、思うような結果がでないというエビデンスが報告されています。
麻痺側だけではなく、両側の運動(電気刺激、準備運動、課題訓練)が必要だということです。
リハビリの質って何だろう?
特殊な手技や方法を用いることではなく、こういった事実を踏まえた訓練プログラムを立案し、評価検証、見直しを行っていくことだと私は考えます。

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