【エビデンス135】肺炎を予防するために必要な歩行の時間

当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
更新情報を希望される方は公式Facebookページに「いいね!」を押してください。


【1】タイトル
肺炎を予防するために必要な歩行の時間

【2】出典
Associations of Daily Walking Time With Pneumonia Mortality Among Elderly Individuals With or Without a Medical History of Myocardial Infarction or Stroke: Findings From the Japan Collaborative Cohort Study
※参照元(外部リンク
2018年9月 日本

【3】目的
肺炎とは細菌やウイルスに感染することで肺(肺胞)が炎症を起こす病気で、死亡原因の上位にランクインしている。
感染リスクを低下させ、肺炎を予防するためにはウォーキングが効果的であることがわかっているが、脳卒中や心筋梗塞の経験がある高齢者で、日々の歩行習慣と肺炎で死亡するリスクの関連を詳しく調べてみた。

【4】方法
65~79歳の日本人22,280人(男性9,067名、女性13,213名)を対象に、11.9年間フォローした。
逆傾向加重競合リスクモデルを使用して、肺炎死亡率のハザード比(HR)と95%信頼区間(CI)を計算した。

【5】結果
期間中に1,203名が肺炎で死亡した。
歩行習慣が1日に1時間以上の場合、0.5時間未満に比べて肺炎で死亡するリスクが低かった。
1時間以上の場合、心筋梗塞や脳卒中の経験がなければ0.90倍、経験がある場合は0.66倍であった。
脳卒中経験者の場合は、1日の歩行時間が0.6~0.9時間の時に肺炎死亡リスクが最も低かった。
 
【6】結論
1日1時間以上の定期的な歩行は心血管疾患の病歴の有無にかかわらず、高齢者の肺炎による死亡のリスクを減らす可能性がある。
 
【7】センター長の感想
30分間のウォーキングで約3,000歩といわれています。
家事動作などの日常生活で2,000歩なので、1日5,000~8,000歩が望ましいということですね。
これから暑い季節になりますので、屋外を歩く際には水分補給をこまめに行うよう気を付けて下さいね。

関連記事

  1. 【エビデンス10】鍼治療は失語症にも効果が期待できる

  2. 【エビデンス23】スリムで健康そうに見える人の予後

  3. 【エビデンス120】40歳を超えてからの体重変化を考えてみる…

  4. 【エビデンス104】下肢の筋トレ効果

  5. 【エビデンス94】定時退社のすすめ

  6. 年末のご挨拶

PAGE TOP
Instagram