【エビデンス146】糖尿病と食後の血糖値について

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【1】タイトル
糖尿病と食後の血糖値について

【2】出典
Acute Effects of Frequent Light-Intensity Standing-Based Exercises That Interrupt 8 Hours of Prolonged Sitting on Prolonged Sitting on Postprandial Glucose in Stroke Survivors: A Dose-Escalation Trial
※参照元(外部リンク)
2021年5月 オーストラリア
 
【3】目的
糖尿病患者では食後血糖値の急激な上昇を抑えるために、適度な運動を行い座りっぱなしの状態を予防することが重要だといわれている。
しかし脳卒中経験者での用量反応効果は明らかになっていない。
そこで長時間の座位活動中に軽い立位運動をはさむ頻度で、血糖値にどのような影響を与えるかを調べてみた。

【4】方法
脳卒中経験者29名(平均年齢66歳)を対象にした。
実験室で8時間の座位活動を行い、立位運動(5分間)を2回・4回・6回という条件下で行った際に、朝食後と昼食後で血糖値がどのように変化するかを確認した。
 
【5】結果
8時間の座位活動中、90分毎に5分間の立位運動をはさむと食後の血糖値が有意に低下した。
また朝食後の血糖値では、60分毎、90分毎に5分間の立位運動をはさむと食後の血糖値が有意に低下した。
 
【6】結論
脳卒中経験者が長時間の座位活動を行う際、およそ90分毎に5分間の立位運動をはさむことで、食後の急激な血糖値上昇を抑えることができる。

【7】センター長の感想
脳卒中後に在宅やデイサービスなどで長時間座りっぱなしになっている方をお見受けします。
糖尿病がベースにある場合は、90分毎に軽く身体を動かすとよいかもしれません。
食後高血糖は、動脈硬化の原因となる活性酸素働きを助長したり、がんの発症リスクを高めるといわれています。
再発予防の観点から、軽い運動を取り入れるようにして下さい。

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