【エビデンス152】脳卒中後の疲労対策について

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【1】タイトル
脳卒中後の疲労対策について

【2】出典
Fatigue and Activity After Stroke. Secondary Results From the Life After Stroke Study
※参照元(外部リンク
2020年5月 ノルウェー
 
【3】目的
脳卒中などの中枢神経疾患に伴う易疲労は臨床的に重要な症候であると考えられている。
そこで、脳卒中発症後の亜急性期から慢性期にかけての有病率変化と身体活動量の関連性を詳しく調べてみた。
 
【4】方法
セントオラフ大学病院で軽度~中等度の脳卒中患者145名を対象にした。(平均年齢71.5歳、男性57.2%)
疲労感の測定は、疲労感重症度尺度(FFS:FatigueSeverityScale)を用いて評価し、3ヵ月後、18ヵ月後にフォローアップを行った。
身体活動量に関しては、activePAL(座位・立位・歩行を長期間、連続的に測定できる傾斜計)を用いて評価した。

 

 

 



【5】結果
46名(31.7%)が参加時に、43名(29.7%)がフォローアップ時に易疲労を訴えた。
単変量回帰分析では座位活動と歩行が易疲労と有意に関連し、多変量回帰分析では歩行に費やした時間のみが易疲労と関連していた。
 
【6】結論
脳卒中などの中枢神経疾患に伴う易疲労は亜急性期から慢性期にかけて有病率の変化はみられなかった。
歩行時間の増加が易疲労の低下と有意に関連していた。
 
【7】センター長の感想
以前にブログ No.143で紹介させていただきましたが、脳卒中後は身体活動に伴うエネルギー消費量が増加するため疲れやすくなります。
リハビリなどの訓練時(20分~1時間程度)に歩行訓練を行っても疲労感は軽減しませんし、1日24時間ある内の1時間程度ですから期待できる効果も大きくはありません。
大切なことは「訓練の時に歩く」ではなく、その方の過ごし方(日常生活での活動量)をいかに変えられるか?
であると個人的に思います。

 

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