【エビデンス157】心房細動の原因を考えてみる

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【1】タイトル
心房細動の原因を考えてみる

【2】出典
Age-specific atrial fibrillation incidence, attributable risk factors and risk of stroke and mortality: results from the MORGAM Consortium
※参照元(外部リンク)
2021年7月 ノルウェー

【3】目的
心房細動は心臓が不規則に収縮している状態で、血液をうまく全身に送れないため心臓への負担が大きい。
また心臓(心房)で血栓ができると、それが血流に乗って運ばれ血管を詰まらせてしまうため、脳卒中の危険因子とされている。
そこで、心房細動の発症に関連する回避可能な危険因子を詳しく調べてみた。
 
【4】方法
ヨーロッパの大規模なコホート研究(MOnicaRisk、Genetics、Archiving、Monograph Consortium)を使用した。
対象者は66,951名(48~98歳、男性49.1%)で、10年間のフォローアップを行った。

【5】結果
心房細動の発症率は、40~49歳で1,000人あたり年間で0.9人、70歳以上では17.7人だった。
高BMI、高血圧、飲酒、脳卒中や心筋梗塞の既往、これらは年齢を問わず心房細動の発症リスクと関連していた。
また、心房細動発症リスクの30~40%は、高BMI、高血圧、脳卒中または心筋梗塞の既往と関連していた。
70歳以上で心房細動を発症した場合、死亡リスクは2倍になることがわかった。
 
【6】結論
心房細動の発症について、40歳以上で回避可能な危険因子は、高BMI、高血圧であることが明らかになった。
肥満や高血圧への早期対応が必要である。
 
【7】センター長の感想
40歳以上で肥満や高血圧ということは「メタボリックシンドローム」への早期対応が必要ということです。
健康診断で特定保健指導や労災二次検診を勧められた場合は、病気を未然に予防し生活習慣を見直すチャンスだと思います。
仕事が忙しいかもしれませんが、ご自身や大切なご家族が楽しく暮らすための仕事であることを忘れないで下さい。
健康はお金では買えませんし、後悔はしてほしくないものです。

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