【エビデンス160】スピーチ・エントレインメント

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【1】タイトル
スピーチ・エントレインメント

【2】出典
Speech entrainment compensates for Broca’s area damage.
※参照元(外部リンク)
2015年4月 アメリカ

【3】目的
スピーチ・エントレインメント(SET:Speech Entrainment Therapy)とは音声と映像を用いて発音を真似する訓練方法で失語症患者に有効であることが先行研究で示されている。
ただし、失語症を有する全ての人が恩恵を受けるかどうかは明らかになっていないので、どのタイプの失語症に有効であるかを詳しく調べてみた。
 
【4】方法
左半球損傷で慢性期の脳卒中患者44名(内15名が女性)を対象にした。
自発的な発話訓練、SETを用いた発話訓練を行い、単位時間あたりに発する単語数で効果を測定した。

【5】結果
ブローカ失語を有する患者は、SETを実施することで単位時間当たりの発語数が有意に増加した。
他のタイプの失語症患者では同様の改善パターンが見られなかった。
病変症状マッピング(VLSM)から、下前頭回にダメージのある患者で効果が期待できる。
 
【6】結論
スピーチ・エントレインメント(音声&映像)を用いた訓練は、ブローカ失語を有する患者に効果が期待できる。
 
【7】センター長の感想
視聴覚を利用した訓練がブローカ失語に効果があるようです。
試してみる価値はあると思います。
ぜひ参考動画(YouTubeが別ウィンドウで開きます)もご覧ください。

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