【エビデンス163】下の血圧が高い場合に注意したいこと

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【1】タイトル
下の血圧が高い場合に注意したいこと

【2】出典
Isolated Diastolic Hypertension and Risk of Cardiovascular Events: A Systematic Review and Meta-Analysis of Cohort Studies With 489,814 Participants
※参照元(外部リンク
2022年1月 中国

【3】目的
収縮期血圧(上の血圧)は正常に保たれているが、拡張期血圧(下の血圧)が基準値を超えることを「孤立性拡張期高血圧」という。
基準値は収縮期血圧140mmHg未満、拡張期血圧90mmHg以上と定義されているが、問題視されるケースは少ない。
そこで、孤立性拡張期高血圧と心血管疾患(脳卒中を含む)の関連性を明らかにする目的でメタアナリシスを行った。
 
【4】方法
2021年7月までの期間で、PubMed、Embase、Cochrane Library、Web of Scienceから関連する研究を厳選した。
 
【5】結果
489,814名の参加者を含む15件のコホート研究を対象にした。
フォローの期間は、4.3年~29年であった。
孤立性拡張期高血圧は、心血管疾患、全ての脳卒中リスクと有意に関連していた。
ただし、全ての原因による死亡率とは関連していなかった。
これらはアジア人の若年層(55歳未満)で顕著であった。

【6】結論
収縮期血圧140mmHg未満、拡張期血圧90mmHg以上で「孤立性拡張期高血圧」を診断された場合、心血管疾患や脳卒中を発症するリスク因子となる。
 
【7】センター長の感想
拡張期血圧が高いということは、末梢の血管抵抗が高いということです。
動脈硬化などの目にみえない病気に注意が必要です。
血圧を下げるには、食事の見直しと適度な運動が必要です。
まずは食事から見直してみましょう。

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