【エビデンス164】脳卒中経験者が重視する研究テーマについて

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【1】タイトル
脳卒中経験者が重視する研究テーマについて

【2】出典
Stroke Survivors’ Priorities for Research Related to Life After Stroke
※参照元(外部リンク
2020年7月 スウェーデン

【3】目的
脳卒中は治療も予防も不可能な疾患と考えられていた。
しかしここ数十年間で治療も予防も可能な疾患に移行しており、脳卒中による死亡率は今後も低下していることから 脳卒中後の生活を改善するための研究がますます求められている。
そこで、脳卒中経験者と介護者が脳卒中に関連する研究テーマの中でどの分野に価値を見出しているかを詳しく調べてみた。
 
【4】方法
EFFECTS(Efficacy of Fluoxetine-a randomized controlled trial in stroke)試験を用いて脳卒中患者を対象としてアンケート調査を行った。
 
【5】結果
発症から12ヵ月が経過した脳卒中経験者731名の内、589名から回答を得た。
最も重要と考えられていた研究テーマは「バランスと歩行(49%)」で、次いで「倦怠感(29%)」であった。
女性は「その他」を回答するケースが多かった。
若年層ほど「倦怠感」を重視しており、高齢者ほど「バランスと歩行」を重視していた。

【6】結論
脳卒中後の生活で重視される研究テーマは年齢層によって異なっていた。
若年層では「倦怠感」が、高齢者では「バランスと歩行」についての研究に価値を見出していた。
 
【7】センター長の感想
バランスや歩行は想定内でしたが、倦怠感の訴えも多いことに驚きました。
脳卒中経験者にしかわからない疲れやすさが生活の質を下げているということです。
倦怠感に関連する研究を調べてみようと思います。

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