【エビデンス165】脳卒中後に麻痺側の筋力はどのくらい落ちるのか?

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【1】タイトル
脳卒中後に麻痺側の筋力はどのくらい落ちるのか?

【2】出典
Lower limb strength is significantly impaired in all muscle groups in ambulatory people with chronic stroke: a cross-sectional study.
※参照元(外部リンク
2015年11月 オーストラリア

【3】目的
脳卒中後に麻痺の影響を受けた下肢筋力は、健康な同世代と比較してどの程度なのかを詳しく調べてみた。
 
【4】方法
脳卒中発症後1~6年が経過した慢性期の患者で歩行可能な60名を対象(平均年齢69歳±11歳)とし、健康な同世代35名(平均年齢69歳±9歳)と下肢の筋力を比較した。
 
【5】結果
麻痺側の下肢は全てにおいて明らかに筋力が低下しており、比較対象の48%だった。
特に影響が大きかったのは「大殿筋」38%、「前脛骨筋」35%、「股関節内転筋群」38%だった。
また、非麻痺側も足関節の一部を除いて全ての筋力が有意に低下しており、66%であった。

【6】結論
慢性期の脳卒中患者は、歩行可能であっても両下肢の筋力が著しく低下することが明らかになった。
 
【7】センター長の感想
大殿筋は年齢とともに低下しやすい筋肉です。
そこに脳梗塞後の麻痺が加わると、筋力の低下が加速します。
大殿筋の筋力を維持向上するには「立ち座り」「スクワット」が有効です。

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