【エビデンス170】言語障害を引き起こす脳の責任病巣について

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【1】タイトル
言語障害を引き起こす脳の責任病巣について

【2】出典
Predominance of caudate nucleus lesions in acute ischaemic stroke patients with impairment in language and speech.
※参照元(外部リンク
2015年8月 スウェーデン

【3】目的
言語機能を司る脳の皮質領域はブローカ野とウェルニッケ野に集中していると考えられてきた。
しかし、近年では皮質下を含めた複雑なシステムで成り立っていることが指摘されている。
そこで言語障害を呈する脳卒中患者を対象に、先入観なく詳しく調べてみた。
 
【4】方法
National Institutes of Health Stroke Scale (NIHSS)の項目9で1~3に該当する脳卒中患者34名を対象にした。
脳卒中発症から20日後までに取得された磁気共鳴画像(MRI)を使用して重複病変画像を作成した。
 
【5】結果
ブローカ野とウェルニッケ野に損傷のある患者は全体の1/4未満であった。
最も多かった損傷領域は皮質下の左尾状核と隣接する放射冠であった。
 
【6】結論
言語機能には皮質(ブローカ野・ウェルニッケ野)以上に大脳基底核が重要な役割を果たしていることが示唆された。

 

 

 

 



【7】センター長の感想
先行研究によって得られた知識は大切な財産です。
しかし教科書に載っていることが全てではないので、目の前の患者さんをしっかりと評価した上で治療や訓練プログラムを考えて実践していくことが重要だと思いました。

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