当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
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【1】タイトル
悪玉コレステロール値(LDL-C)と脳内出血の関係
【2】出典
Low-density Lipoprotein Cholesterol and Risk of Intracerebral Hemorrhage- A Prospective Study, Systematic Review, and Meta-analysis (P18-029-19)
※リンク(参照元)
https://academic.oup.com/cdn/article/3/Supplement_1/nzz039.P18-029-19/5517193
2019年6月 アメリカ
【3】目的
LDLコレステロール値と脳内出血リスクについての関連性を前向きに調査する。
【4】方法
コホート研究開始時に、脳卒中・心筋梗塞・癌を認めなかった96,043人(平均年齢51.3歳)を対象にLDLコレステロール値を2年毎に9年間フォローして、脳内出血との関連を解析した。
【5】結果
対象者の内、753人に脳内出血が起こった。
脳内出血のリスクは、LDLコレステロール値70~99mg/dlと100mg/dl以上の範囲では同程度に低いことを示した。
70mg/dl未満の場合は脳内出血のリスクが高く、さらに50~69mg/dlでは1.65倍、50mg/dl以下では2.69倍の発症リスクがあることがわかった。
【6】結論
LDLコレステロール値が70mg/dlを下回る範囲では、その値が低くなればなるほど脳内出血のリスクが増加していく。
【7】センター長の感想
悪玉コレステロールを下げるほど身体には良いと思っていました。
こういった間違った思い込みは、時に取り返しのつかない事態を招くことがあります。
食事内容に不安のある方は、一度、当ステーションの管理栄養士にご相談下さい。
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