【エビデンス紹介6】慢性期の失語症でも3週間の集中効果で改善する

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【1】タイトル
慢性期の失語症でも3週間の集中効果で改善する

【2】出典
Intensive speech and language therapy in patients with chronic aphasia after stroke: a randomised, open-label, blinded-endpoint, controlled trial in a health-care setting.
※リンク(参照元)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28256356/
2017年2月 ドイツ

【3】目的
失語症の治療ガイドラインでは、慢性期(発症から6ヵ月以上)の失語症に対して集中的な言語療法を推奨している。
しかし研究のサンプル数が少なくエビデンスの質は低い。 そこで慢性期失語症の患者に対して大規模な調査を行い効果を検証した。

【4】方法
19のリハビリ施設で慢性期の失語症患者158名を対象にした。
ランダムで2グループに分け、週10時間×3週間の言語聴覚療法を行った。
いっぽうのグループは訓練開始を3週間遅らせた。
両グループとも、訓練後6ヵ月間のフォローを行った。

【5】結果
訓練直後に言語コミュニケーション能力が著しく改善した。
まだ訓練を開始していないグループでは変化が見られなかった。
6ヶ月後のフォローでは、両グループ共にコミュニケーション能力の向上と改善効果の持続を認めた。
この効果は脳卒中や失語の種類、重症度に依存しなかった。

【6】結論
慢性期の失語症患者に対する集中的な言語療法は、コミュニケーション能力を明らかに改善する効果がある。

【7】センター長の感想
慢性期の失語症であっても改善を諦める必要はありません。
短期間の集中的な言語訓練と鍼灸による鍼治療の効果が重なると…。
わくわくしますね。

興味を持たれた方は、当ステーションのの言語聴覚士に一度ご相談下さい。 

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