当ステーションの施術方針や考え方についても知ってもらうためにも、論文を定期的に紹介していきます。
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【1】タイトル
脳梗塞後の失語症に対して自宅で実施可能な音声療法のアプリを試してみた。
【2】出典
Self-Delivered Speech Therapy Feasible for Aphasia in Stroke
2015年6月 イギリス
【3】目的
タブレットコンピューターのアプリケーションを使用して、毎日自動配信される
言語療法プログラムが、慢性期の失語症に効果があるかを調べた。
【5】方法~結果
本研究はパイロットスタディで、最初の試みとして3名の患者に4週間試みたところ良好な結果が得られたので、次のステージに進む。
第24回ヨーロッパ脳卒中会議(ESC)で発表された内容です。
【6】海外の反応
このプログラムは言語聴覚士に取って代わるものではないが、補完する重要な役割がある。
英国シェフィールド大学の教授は「大きな貢献」と評価した。
脳卒中患者の約1/3が失語症を発症し完全に回復するのは20%程度であるため、慢性期の患者にとっても効果的な内容である。
【7】センター長の感想
こういったアプリが充実していくのは素晴らしいと思います。
療法士は要らない…といった事態にならないよう、技術や知識の習得と自己研鑽が大切だと思う今日この頃です。
こういったアプリに興味のある方は、当ステーションの言語聴覚士に一度ご相談下さい。
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