【エビデンス10】鍼治療は失語症にも効果が期待できる

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【1】タイトル
鍼治療は失語症にも効果が期待できる

【2】出典
An fMRI study of the effects on normal language areas when acupuncturing the Tongli (HT5) and Xuanzhong (GB39) acupoints.
※リンク(参照元)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28868952/
2017年9月 中国

【3】目的
鍼治療の言語領域(脳)に対する効果を検証してみた。

【4】方法
健康な右利き男性10名を対象に鍼刺激を行い、脳の活動状態を磁気共鳴機能画像法(fMRI)で観察した。
刺激する経穴は失語症患者の治療に用いられることの多い通里(HT5)と懸鐘(DB39)とした。
鍼刺激の組み合わせは、通里+懸鐘、通里のみ、懸鐘のみの3パターンで、右と左にそれぞれ行った。
※簡略にはなりますが通里は手首の近く、懸鐘はくるぶしの近くの経穴です。

【5】結果
右の通里(HT5)に対する鍼刺激は、言語領域と密接に関係する両側大脳半球の複数の領域を活性化した。
また脳の活動範囲は、右よりも左側の領域で大きかった。 

【6】結論
右の通里(HT5)に対する鍼刺激は脳の言語領域(特に左側)を活性化することがわかった。
結果、脳梗塞によって引き起こされる失語症患者の治療に役立つ可能性がある。

【7】センター長の感想
東洋医学と西洋医学、エビデンスの有無だけで判断するのではなく、様々な可能性に懸ける思いや行動が大切だと思います。(自分ならそうしたいと思うので)

脳梗塞による失語症でお悩みの方は、当ステーションの鍼灸師と言語聴覚士ご相談下さい。 

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