【エビデンス11】プライミング(準備運動)で上肢機能の回復が加速する

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【1】タイトル
プライミング(準備運動)で上肢機能の回復が加速する

【2】出典
Bilateral Priming Accelerates Recovery of Upper Limb Function After Stroke: A Randomized Controlled Trial.
※リンク(参照元)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24178916/
2013年10月 ニュージーランド

【3】目的
脳卒中後に自立した生活を送るには上肢機能の回復が不可欠である。
そこでリハビリ実施前に両手で行う準備運動が、脳と上肢の機能回復に与える影響を調査した。
 
【4】方法
亜急性期の脳卒中患者57名を対象とした。
対象者をランダムで2グループに振り分け、対象群はリハビリ実施前に機械を用いた両手への対称運動を行った。

対象運動の様子

比較群には前腕への間欠的な電気刺激を行った。
これらは15分間、週5回の頻度で4週間継続し、上肢機能がプラトー(もうこれ以上は良くなりそうにない)になるまでの割合と両側半球の興奮を経頭蓋磁気刺激(TMS)で測定した。
 
【5】結果
上肢機能がプラトーまでに到達する割合は、両手準備運動グループが比較グループの約3倍であった。
また、皮質運動興奮性のリバランスも両手準備運動グループが明らかに大きかった。 

【6】結論
上肢の機能訓練を行う前に両手で準備運動を行うと、脳が活性化して機能回復が加速する。

【7】センター長の感想
とにかく両手に実施することが大切です。
自動運動でも他動運動でも機械を使ってもいいので、両側に同一の刺激を入れることで脳が活性化し、訓練効率が上がるのではないかと思います。

上肢の麻痺でお困りの方は、当ステーションの理学療法士にご相談下さい。 

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