【エビデンス22】リーチ動作訓練を行う環境について

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【1】タイトル
リーチ動作訓練を行う環境について
 
【2】出典
Synergistic Effects of Enriched Environment and Task-Specific Reach Training on Poststroke Recovery of Motor Function
※参照元(リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29752347/
2018年5月 カナダ

【3】目的
脳卒中を発症した後のリハビリで、環境が強化された状態(刺激が豊富な状態)で過ごすと回復が促進するという報告が数多くある。
そこで、刺激が豊富な環境下で過ごすのに加えてリーチ動作訓練を行った際の相乗効果を調べてみた。

【4】方法
人為的に脳梗塞にしたラットを対象に、発症7日後から週5回×4週間のリハビリを行い評価を行った。
ラットは、刺激が豊富な環境、リーチ動作訓練、刺激が豊富な環境+リーチ動作訓練、脳梗塞になっていないが偽りの手術を行ったラット+刺激が豊富な環境の4グループに設定した。
刺激が豊富な環境は、通常より広い飼育カゴで他のラットと遊具を多く入れた。
リーチ動作訓練にはペレット(餌)を取得することを課題とし、ペレット取得テスト(成功した個数)を評価した。

※画像をクリックで拡大できます。(引用:PubMed.gov)

【5】結果
刺激豊富な環境+リーチ動作訓練を組み合わせたグループの成績が最も良く、大きな回復を認めた。
刺激豊富な環境のみ、リーチ動作訓練のみ、のグループではテストのスコアが低いままであった。
機能低下の70%は自然回復するという比例回復則はみられず、脳梗塞の梗塞体積と訓練強度で回復度が決まっていた。

【6】結論
刺激豊富な環境+リーチ動作訓練の組み合わせは、相乗効果による大幅な回復が期待できる。
この効果は、梗塞の体積や訓練の強度によることがわかった。

【7】センター長の感想
刺激豊富な環境を人に例えるとどうなるのか…。

皆さんは、どんな環境を思い描きますか?

 

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