【エビデンス23】スリムで健康そうに見える人の予後

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【1】タイトル
スリムで健康そうに見える人の予後(病気になったときの経過や結末)

【2】出典
Low Body Mass Index is a Poor Prognosis Factor in Cardioembolic Stroke Patients with NonValvular Atrial Fibrillation
※参照元(リンク)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30093200/
2018年8月 日本

【3】目的
体格指数(BMI:Body Mass Index)が高いほど脳卒中を発症するリスクが増加するということがわかっている。
しかし日本は欧米に比べると肥満が少なく低体重が多い傾向にあり、心房細動を由来とする心原性脳塞栓症が増えている。
そこで、心房細動で心原性脳塞栓症を発症した患者の予後とBMIの関係を調べてみた。
 
【4】方法
非弁膜症性で心房細動により心原性脳塞栓症を発症した419人を対象にした。
BMIを測定し、低体重(<18.5kg/m2)、標準(18.5~25.9kg/m2)、肥満(>25.0kg/m2)の3グループにわけた。
入院時の重症度( NIHSS:National Institutes of Health Stroke Scale)、退院時の回復度(mRs:modified Rankin Scale)を比べてみた。

【5】結果
入院時のNIHSSは低体重グループが最も重症であった。(低体重>標準>肥満)
退院時のmRsは低体重グループが最も悪かった。(低体重>標準>肥満)
肥満は重症度や回復度に影響しなかった。

【6】結論
低体重で心房細動があり、心原性脳塞栓症を発症した場合、重症化しやすく回復も良くない傾向にあった。

【7】センター長の感想
そこで安堵しているメタボリックシンドロームのあなた。
安心している場合じゃないですよ、肥満は脳卒中を発症する危険因子の一つです。
何事も極端は良くない、普通が一番ということです。

退院後の体型や食事でお困りの方は、当ステーションの管理栄養士にご相談下さい。

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