【エビデンス25】日本人における一過性脳虚血発作(TIA)後の再発率について

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【1】タイトル
日本人における一過性脳虚血発作(TIA)後の再発率について

【2】出典
Japanese and Non-Japanese Patients with Transient Ischemic Attack or Minor Stroke- A Five-Year Risk Analysis of Stroke and Vascular Events
※参照元(外部リンク)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jat/advpub/0/advpub_58552/_article 
2020年9月 日本


【3】目的
国際的な前向きコホート研究(TIAregistry.org)で、5年間の追跡データを基にTIAまたは軽度の脳卒中患者を対象としたリスク分析が報告されているが、
民族や地域によって結果や予測因子が異なることが予想されたため、日本のサブグループ分析を実施した。

【4】方法
TIAまたは軽度の脳卒中を発症した7日以内の患者で、日本人345名を対象とした。
比較群は同条件で他国の3,502名とした。
5年間のイベント率を2つのグループ間で比較し、予測因子を決定した。

【5】結果
脳卒中や脳内出血の発生率は、比較群よりも日本人が有意に高い結果を示した。
血管死などの総死亡率は日本人が低い傾向にあった。
5年間の累積再発率は、両グループ共に1年~5年で直線的に増加していた。
本研究を基にした日本人のリスク予測因子は、大動脈の動脈硬化(アテローム性)、うっ血性心不全、糖尿病、年齢、であった。

※画像をクリックで拡大できます。(引用:PubMed.gov)

【6】結論
TIAまたは軽度の脳卒中を経験した日本人は、5年以内の再発率(脳卒中・脳内出血)が他国よりも多い傾向にあった。

【7】センター長の感想
TIAや脳卒中を発症されるリスク因子に、動脈硬化を基盤とする多臓器不全(心臓・腎臓)が絡んでいるのだと思います。
治療技術が進歩しても、根本的な「何か」を変えなければいけない。
その「何か」で最も重要なのは「運動」ではなく「食事」だと思う今日この頃です。

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